「コロナと闘う!」
と言っても、医者でもない私どもが、高熱を出しているコロナ患者や、肺炎を起こしている重篤なコロナ患者に対峙するわけではありません。
それはもちろんお医者様のお仕事。
私どもがやすやすと手を出すものではありません。そういう状態のときは病院に行ってください。
では、私ども市井の治療家の言う「コロナと闘う!」とは、どういうことか?
それは主に2つあります。
一つ目は、「コロナに感染しないような健康体に導きキープすること」
二つ目は、「コロナ発症後の回復期において、早急に健康体に戻し、かつ後遺症等を片付けること」
この2つです。
簡単に言うと、①予防 ②後始末 です。
①の予防は普段からの手入れが大事なのですが、これはコロナに限らず、すべての不調、疾病に対して通ずるものであり、その場その場での身体の状態をつぶさに観察し、どこかに不具合の兆しあれば、その部分に本人の自然治癒力が及ぶようにコントロールしてあげます。
②の後始末が、今回のメインテーマ。
前回も述べましたが、ヒトには本来、自然治癒システムという素晴らしい装置が備わっています。
それが何らかの理由で、上手く機能しなくなってしまった状態が、いわゆる“病”です。
なぜ、上手く機能しなくなってしまったのか?その原因を探し出し、そこを修理することが私どもの言う治療になります。
“病”を治したり叩いたりするのではなく、本人の自然治癒システムの修理なのです。
そして自然治癒システムの修理が完了し、働き始めたら、あとは本人が“病と”闘って治していくのです。
巷ではまことしやかに「コロナ後遺症」の話題が上ってきていますが、
これに対し、鍼灸による“後始末”方法が、何とも素晴らしいのです。
一説では、コロナ後遺症の1パターンとして、「上咽頭炎症の慢性化」ということが言われています。
それに対し、「Bスポット療法」とか「EAT」と呼ばれる処置法を行っている病院もあり、成果を出しているようです。この方法は、喉の奥の“のどちんこ”の裏側くらい奥の方に上咽頭と呼ばれる部位があります。ここに塩化亜鉛溶液を直接塗り込んで、強烈に炎症を叩く!という方法です。
私は受けたことはありませんが、経験者曰く「マジ激痛!」というくらい刺激の強い方法の様です。
実は私ども市井の治療家は、コロナ禍が起きる遥か以前より、この上咽頭を含めたいわゆる喉の奥、扁桃と申しますが、この部位のケアこそ何よりも重要視していました。
ですので、この部分のアプローチ法は、激痛を伴う薬品を塗らずとも、鍼灸で優しく行えることを知っていました。というか、普段から基本的処置法として多用しています。
もちろん優しい分、EATほど即効性はないかもしれませんが、本人の自然治癒システムを修理し、徐々に体調を回復させ、体力を取り戻しながら、自身の力で慢性炎症に打ち勝っていく・・・こんなことが鍼灸ではできるんです!
つまり慢性炎症という敵勢を、大量破壊兵器でドカン!と木っ端みじんにするのではなく、
徐々に敵勢より戦力を回復させて強化していき、十分に圧倒できる戦力を蓄えたら、その抑止力をもって有利な和平交渉を行い、敵勢には去っていただく。
こんな感じです。
こんな感じのことをやっておりますので、もし後遺症でお悩みの方がいらっしゃったら、お気軽にお問い合わせください。
#コロナ後遺症 #上咽頭 #Bスポット療法 #EAT
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