骨折や脱臼・捻挫などでの固定によっておこる後遺症として廃用性筋委縮があります。
廃用性筋委縮とは固定などでの長期間筋肉が使われないことで筋肉がやせ細ってしまいもともと動かせていた関節などを十分に動かすことができなくなった状態のことをいいます。
筋肉は使われないとどんどんやせ細り、固定が長引くほど固定された状態で筋肉は固まっていきます。
しかし、極力怪我をした部分を動かさないために固定をしているのに筋肉をそのままに維持することはできるのか、疑問を持つと思います。
この疑問は間違えではなく、この固定中に起きる筋肉の萎縮をどれだけ最小限に抑えることができるのかが」重要になります。
この為に使われるのが等尺性筋収縮という筋肉の運動です。
一般的に筋肉の収縮で思い当たるのは関節が動く求心性収縮と言われるものです。
ではいったい等尺性収縮とはなんなのか。
名前をみて想像つく方もいると思いますが筋肉の長さを変えずに筋肉が収縮することをいいます。
例えば到底持ち上げることのできない荷物があったとします。それを持とうとしたときに力をいれても荷物をもちあげることができない状態、肘を曲げようとしても曲がらない状態でありながら筋肉は収縮しています。
この状態のことを等尺性収縮といいます。
この収縮は関節を動かさないながら筋肉は正常に収縮していることから固定中のリハビリ、特にけがをして1週間前後のリハビリ初期によく使われます。
スポーツ選手の早期復帰を目指すためにはこの等尺性収縮をどれだけ続けられるのかがカギとなります。
整骨院では固定中などでのリハビリ指導も行っております。
部活でけがをしてしまい、少しでも復帰を早めたいなどでお困りの方、当院では全力でサポとしていきます。
少しの相談でも構いません。いつでもご来院お待ちしております!
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