今年も2月に突入しました。
そろそろ“アレ”の人は、準備をしないといけませんね。
そうです。
“アレ”とは、春の花粉症!
花粉症の鍼灸治療は、春からやっても正直遅い!
遅くとも冬のうちに・・・できれば立春くらいから始めるべきです。(今年は2月4日でしたね)
なぜならば・・・
鍼灸による花粉症治療の主軸は、体質改善だからです。
ここで言う体質改善とは、体力回復という側面も持ちます。
寒い冬の間にしぼんでしまった体内の陽気を回復させねばなりません。
そして、冬から春に変わる、1年の中で一番劇的な季節の移り変わりに、
しっかりと耐えうる自律神経バランス強化して、馴化させていかなければなりません。
この部分が実は最も重要なのですが、これは1回の治療でどうにかなるものでなく、
最低でも1~2ヶ月かけて行いたいところ。
だから、今!なのです。
私たちの目指すところは、花粉症の根本治癒です。
症状を抑えるだけ、とか、今シーズンをとりあえず乗り越える、というゴールではありません。
いままで花粉症の症状がMAX10であったものを、
今年の治療で5に、
来年の治療で3に、
再来年の治療で1に、
そして0へ・・・が目標です。
また、今年の治療で5になったとして、そのまま通年で治療を続けて、
来年の治療でいきなり0へ・・・というパターンもアリです。
そういうところを目指しています。
即効的に症状を抑える、という点では、注射や薬に敵いませんが、ある程度長いスパンで腰を落ち着けて根本治癒を目指します。
そんなことできるわけないじゃん!
そう思う方が多いかもしれません。
いえいえ、確かにちょっと怪しげですが、ワタクシが生き証人。
10年前まではひどい花粉症で、春は素敵な季節なのに、同時に憂鬱な季節で、
薬を1日たりとも手放すことができず、春の外出は恐怖でした。
ところが、今は・・・
だいぶ軽くなりました・・・と言うレベルでなく、
花粉症、完全治癒しました!症状は0です!!ワタクシは花粉症ではありませーーーん!!!と叫べます。
薬ももう10年飲んでません。
春はストレートに、うきうきワクワクする素敵な季節になりました。
(あくまで個人の感想です)とか(効果には個人差があります)という但し書きは付けなければなりませんが、
本当にここまできれいに治るものなのか?というレベルです。
正直なところ、自分でもなぜこんなに完璧に治ってしまったのか、わからない。
本当に鍼灸のおかげなの!?
鍼灸でなんでこうなるの!?
自分でやっておきながら、不思議過ぎて、やや信じられない(笑)
それから、ずっと花粉症が鍼灸で良くなる理屈を研究し続け、ある程度自分の中で納得のいく理屈までたどり着いたものの、
それでもやっぱり不思議ではあります。
そして、自分が同じように、患者様に治療させていただいて、果たして同じような完璧な結果を出すことができるのか?
自分だけがたまたま相性が良くて、たまたま完璧に治っただけでないのか?
残念ながら、この部分はまだ完全に払拭しきれてはおりません。
ですが、そうなるよう・・・全身全霊で臨ませていただいております。
花粉症で、毎春、あるいは季節を問わず年中苦しまれている方に、是非ともその苦しみから解放される喜びを味わっていただきたい!
その思いでやらせていただいております。
次回は、花粉症の鍼灸治療のポイント、目の付けどころを紹介します。
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