内側・外側と投稿してきましたが、最後は『外側』の野球肘についてお話します。
【野球肘後側とは?】
主に、肘後方部で強い衝突(インピンジメント)や牽引力の結果、骨損傷や関節内への炎症が起きることが多いです。
成長期の場合、肘頭部の骨端線離開、肘頭骨端核障害
成人の場合、肘頭の疲労骨折や上腕三頭筋や後方脂肪体の炎症
などが考えられます。
【症状】
肘後方の痛み
投球での痛み(主にリリース期に多い)
※肘が強く伸展(伸ばす):肘頭と肘頭窩とが衝突し、炎症を起こす場合があります。(インピンジメント症状)
衝突を繰り返すうちに肘頭疲労骨折を起こしたり、骨端線自体が正常よりも離れてしまうことがあります。(肘頭部骨端線離開)
時には、上腕三頭筋の強い牽引力(引っ張る力)によっても起こる場合もあります。(裂離骨折)
成長期の子供の骨には、骨端線といって骨が成長する部分があります。骨端線は普通の骨よりも弱いため骨折等が起こりやすく注意が必要です。
【当院での治療】
各種検査を実施し、超音波エコーにて内部を確認いたします。
原因が筋肉などの場合は、原因筋を緩める徒手リリースやマッサージ、高周波電療等を用いて治療していきます。
内側・外側同様に、痛みがあるのは肘ですが、原因は胸椎や肩甲骨、下肢などの可能性がほとんどの為、原因改善の治療やエクササイズを実施・提供します。
骨に異常があると考えられた場合は、一度整形外科さんへ行っていただいて確認してもらうことを推奨しております。
(その後、再度当院に来院しての治療という流れになります。)
【その他】
些細な症状や違和感でも構いませんので、お気軽にご連絡・ご来院してください。
【筆者:鈴木拓夢】
宮町鍼灸整骨院
〒980-0004
仙台市青葉区宮町2-1-47 阿部幸ビル2F
022-268-0855
【Instagram】
https://www.instagram.com/miyamachisinkyuu/
コメント