新年度が始まり、新しくスポーツを始めた方や中学校に入学し部活動でスポーツを始めた方も多いのではないのでしょうか?
今回はそもそも打僕とは何か?正しい処置の仕方は?というところからお話ししようかと思います。
【打僕とは】
打撲とは「打ち身」ともよばれ物にぶつかったりした際に発生する怪我です。皮膚の表面には傷口はなく出血もありませんが、皮膚の下にある筋肉や骨が損傷している状態です。
多くの場合時間の経過(1〜2週間)とともに自然に痛みはなくなりますが、強くぶつかってしまった場合や打ちどころが悪かった場合は「骨折」している場合もあるので注意が必要です。
【打撲の原因】
打撲は患部への直接的な外力によって発生しますが特に、『転倒』『高所からの落下』『スポーツ中』が主な原因として挙げられます。
スポーツの中で多いのはラグビーやアイスホッケー、格闘技などコンタクト系のスポーツやバスケットボール、サッカーなども相手との接触や衝突の機会が多いため打撲のリスクは高くなります。また、相手との接触は少ないですが、硬式野球も自打球やデッドボール、ボールのイレギュラーによってボールが体にあたり打撲してしまうことが多くあります。
【注意すべき打撲】
接触により腹部や頭部をぶつけた場合、『軽い打撲』だと軽視していると内臓の損傷を伴っていたり、脳の損傷を伴っている場合があるので注意が必要です。頭やお腹をぶつけた場合はなるべく24時間は安静にするように心がけましょう。
【打撲の症状】
・痛み
打撲は受傷直後よりもしばらく時間が経過してから痛み路感じる事があります。そのため、後から痛みにより打撲に気づく方もいらっしゃいます。
・熱感
打撲した部分やその周辺が炎症を起こし、熱を持ったように熱く感じます。
・腫れ
打撲した部分を中心に腫れ上がり、1週間程度続くこともあります。
・内出血
打撲した場所の皮膚の下にある毛細血管が傷つくと、青紫色に内出血することもあります。
【打撲の対処法】
打撲はとても身近なケガで、そのうち痛みが勝手におさまることもあるため、応急処置を怠る事も多くありますが、応急処置や治療を怠ると治るのが遅くなることもあるため、しっかりと応急処置を行いましょう。
打撲の応急処置は、他の外傷同様に、基本的にはRICE処置を施します。RICE処置とは
R:Rest(安静)
I:Ice(冷やす)
C:Compression(圧迫)
E:Elevation(挙上)
RICE処置は炎症がみられる場合の基本的な応急処置となっています。
【当院での施術】
当院では、必要に応じて
・エコー検査
・固定
・超音波治療
・特殊電療
・テーピング
などを施します。打撲は状態によりますが受傷より2週間〜1ヶ月程度で回復します。
“打撲だと思っていたら骨折していた”というケースも少なくはないため、痛みが少なくても一度ご来院いただくことをお勧めします。
【その他】
打撲に関わらず、お身体のことで何か心配なことがありましたらご相談ください!
【筆者:伴野愛実】
宮町鍼灸整骨院
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