膝の痛み~半月板損傷~

学生から高齢者の方まで膝の痛みに悩まされている方も多いと思います。

単純に膝の痛みと言っても数多くの原因があり、主に

・半月板損傷

・前・後十字靭帯損傷

・側副靭帯損傷

・オスグッドシュラッター病

・ジャンパー膝

・変形性膝関節症

・膝蓋下脂肪体の炎症

が挙げられます。

様々な膝の痛みでもどのようにして痛みが出るようになったのか、年代や日常生活動作などによって痛みの原因は変わってきます。

今回は半月板損傷について紹介していきます。

【半月板とは】

そもそも半月板とは膝の関節を構成する大腿骨と脛骨(すねの骨)の間にある軟部組織のクッションのことを指します。

膝の曲げ伸ばしの際に膝の動きをより円滑に行うためのクッションの役割を担っています。

【損傷原因】

膝関節の屈伸時に膝のねじれが加わることで発生します。

また、高齢者では膝の変形により半月板にストレスがかかり損傷する場合もあります。

他にも小児では円盤状半月といってもともと半月板の形状が通常と異なり、痛みが発生する場合もあります。

【症状】

膝のお皿の両サイドを押して痛む

体重をかけた際の関節内の痛み

膝の曲げ伸ばしにて何かが引っかかるようなクリック音を伴った痛み・不安感

膝全体の腫れぼったさ

上記があげられます。

【当院の治療】

まず痛みのある場所の再確認・検査を行った上で、超音波エコーを用いて損傷部位の確認を行います。

正確な損傷部位を確認した後に損傷部位に対し治癒を促進させる・疼痛を抑制させる電気・超音波をかけていきます。

さらに痛めた原因動作の制限のための包帯・テーピングを用いた固定をして損傷部にストレスがかからないようにしていきます。

疼痛の強さが収まり次第徐々にトレーニングを行い、負傷前の動きができるようにしていきます。


今回は半月板損傷について紹介しました。

次回は十字靭帯損傷について紹介していきます!

筆者 田中玲衣

宮町鍼灸整骨院

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