足を捻ったらどうする?~足関節捻挫~

【捻挫とは】

関節に無理な力が加わることにより、関節包や靭帯が損傷された状態のことをいいます。

【足関節捻挫】

足関節捻挫はスポーツ活動で最も多発する外傷のひとつです。受傷後は治療を行うことをお勧めします。『軽い捻挫だから』と治療やリハビリを行わず、治癒が不完全な状態でスポーツ復帰をすると、関節の不安定性や筋力低下、痛みの残存、捻挫の再発などの後遺症を招きやすくなります。

足関節捻挫は『内反捻挫』『外反捻挫』があり、足関節の構造上の問題により一般的には足首の外側を痛める内反捻挫が多くなります。外反捻挫では足首の内側を痛めます。足首の内側の靱帯は幅も広く、かなり強靭な結合組織でできている為、弱い力では損傷することは少ないですが、サッカー・バスケ・ラグビーなどのコンタクトスポーツなどで強い外力が加わったときに発生するため、内側のくるぶしが骨折してしまう場合もあります。足関節捻挫は、損傷時の外力の強さによりⅠ度~Ⅲ度に分類わけされます。Ⅰ度・Ⅱ度の損傷では早期の治療により回復が見込まれますが、Ⅲ度損傷では最悪の場合“手術適応”となる場合もあります。

【捻挫したらどうする?】

捻挫をしたらすみやかに「RICE処置」と呼ばれる応急処置を行うことが大切です。RICE処置を行うことで、腫れや損傷部位の拡大、内出血を抑えることができます。応急処置を行った後整骨院や整形外科などの医療機関を受診しましょう。

【RICE処置とは】

Rest(安静)

運動を中止して安静にし、患部を動かさないようにします。

Ice(冷却)

氷を入れたビニール袋などで患部を冷やします。

Compression(圧迫)

弾性のある包帯などを使い、患部を圧迫します。

Elevation(挙上)

クッションなどを使い、痛めた部位を心臓より高く上げた状態を維持します。

【骨折・捻挫どっち?】

足首の捻挫をしたときに骨折の有無を簡易的に判断するためのもので『オタワ足関節ルール』というものがあります。

オタワ足関節ルールは

1.        腓骨遠位端(外果)より6cmまでの後方に圧痛がある

2.        脛骨遠位端(内果)より6cmまでの後方に圧痛がある

3.        第5中足骨基部に圧痛がある

4.        舟状骨に圧痛がある

5.        歩行の可否(受傷直後に4歩以上歩くことが出来たか)

この五つのうち一つでも当てはまるものがあれば骨折を疑う必要があります。

【宮町鍼灸整骨院で行う施術は?】

 患部や、関連組織に対しての特殊電療、超音波などをおこないます。痛みがなくなった後は、再発防止のためのトレーニングを行っていきます。患部だけではなく、患部外のトレーニングも必要となります。

足関節捻挫でお困りの方は、宮町鍼灸整骨院へ一度ご相談ください!

【筆者 柔道整復師・鍼灸師  伴野 愛実】

宮町鍼灸整骨院

〒980-0004

仙台市青葉区宮町2-1-47阿部幸ビル2F

022-268-0855

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