重要なお知らせ

私、宮町鍼灸整骨院の副院長を務めさせていただいておりました和田昌司は

令和6年4月8日から同じ会社の系列店舗へ異動することになりました。

突然のご報告申し訳ございません。

そしてご来院いただきました患者様につきましては、私の姿を目の当たりにして突然の変貌と悪戯にすぎると思われてしまった方も多くいらっしゃったかもしれません。

不快に思われました方々、お世話になった皆々様には改めてお詫び申し上げます。

釈明とは言いませんが口下手な私の身勝手な心情をお伝えいたします。お付き合いくださっていただけますと幸いです。

私の施術家として歩み始めた最初の勤務地はかつて同じ系列から暖簾分けした別会社の新規開業する泉区の八乙女院からスタートいたしました。

院の入居した部屋の前借地人は、摘発をされるような如何わしいお店であったことから、

開業ままならない整骨院に

「ここは如何わしい店ではなくて身体を治してくれる場所なんだよね?」

と言って恐る恐るドアを開けてくださった方の姿・瞬間を今でも覚えています。

(この度のお話に関係ない話に思われるかもしれませんが最後までご一読いただけますと幸いです。)

その患者様とは八乙女院の開業当初からごひいきにさせていただいておりましたが、開業しておよそ1年8ヶ月、去る2011年の3月に東日本大震災を迎えました。

八乙女は田んぼを埋め立てして造られた土地により地盤は脆く、周辺の道路は地割れによる10cm近い段差があちらこちらにあり、当時の院も倒壊寸前の判定を受けました。

八乙女院は入居したままの修繕が不可能で、やむなく閉院しその患者様とはお別れいたしました。

そんな折に、縁あって声をかけて頂きましたのが、

現在の株式会社 健 生 (宮町鍼灸整骨院)になります。

施術家として2年弱の私は技術もつたなく、この宮町にて多くの患者様に叱咤激励されながら成長させていただきました。

当初は不快な思いをさせてしまった方々(今でも一定数は…)もいらっしゃるかと思います。

申し訳ございません。

それでも牛歩な私を頼っていただきご来院してくださった方々には感謝の念しかありません。

そのような折に私の担当させていただいている患者様から

「今度友達に良い場所があるからと言って紹介したい。一緒に連れてくるからどなたか別の施術者に担当していただいてもかまわないので一緒にきて一緒に帰らせていただけますか?」

とお声がけ頂きました。

そのお連れ様(察していただけましたかもしれませんが)は、

なんと私が八乙女院にて勤めていた際にご来院されたその方でした。

「震災の直後にココに何度か来た事あったけど、足が遠のいていたのよね。もしかしてその時のひょろっこい子に似ているけどあなた?」と気づいていただきました。

一度途切れた縁が、10年近くも経ってからまた別の方を通して結ばれたこのめぐり合わせは、大事にしていた「一期一会」その大切さを痛感した出来事でした。

また、私の施術家を目指すきっかけとなった、部活動に取り組む際の怪我からの復帰。

私は恥ずかし事に高校生になっても一人では病院へ行けないほど極度の人見知りであり、お医者様と対峙すると自分の事なのに伝えられず親に説明してもらわなければいけないような情けない人でした。

当院へご来院される学生の方で同じように私と対面して言葉に詰まる姿勢を見るととても懐かしく思い、なお力になってあげたいと奮起させられました。

時には親元を離れ下宿している高校生が大怪我をして当院に来院し、医院にて精査を必要とする場面にも遭遇いたしました。

しかし医院にて「お医者さんと対面するのは怖いから我慢する」という子には、どうしても診察を受けて欲しい念から一緒に帯同して診察を受けに行った事も度々ありました。

長い人生におけるたった数回の出会いではありますが覚えていてくださり、

数年後に教育実習で来仙した折に挨拶をしたいと訪れてくれて、逞しく成長した姿を見ると、親心とはこういうものかと目頭が熱くなり、施術家としてやっていて良かったと再確認する場面もありました。

この度、異動するかもしれないと会社の上司から伝えられた際には、成長する機会を貰えたとも思いました。

しかしこの宮町で13年間勤めた施術家としての人生を振り返ると去る実感がわかず、また少なくも私を慕ってご来院してくださる患者様を思うと、完治させて去れない不甲斐なさとでいつまで経っても異動をお伝えする事が出来ない日々が続いておりました。

異動したことがない為、異動辞令とはどのようにどのようなタイミングで発令されるのか分かりませんが、この3月5日にいざ系列のシフトを見せられても実感がわかず。

明日こそは伝えるぞと思っても言葉に詰まり・・・

いつもの挨拶でお見送りをしてしまう。

そんな子供のころからの悪い癖が発動してしまう私の卑怯にも逃げの一手になって申し訳ございませんが、皆様にこの風貌の変化を指摘していただき、お伝えするきっかけを無理やり作ろうとこのような行動に走りました。

決して会社やスタッフへの相談はしておらず、宮町鍼灸整骨院が不真面目では無いことをご理解いただけますと幸いです。

この宮町鍼灸整骨院のスタッフは、みんなで支えあい患者様へより良い施術が提供できるように日々研鑽している素晴らしいメンバーの集まりです。自分で言うのも恥ずかしいですが本当にいいスタッフに囲まれて施術に向き合えたことが私の財産です。

もちろん、すべての患者様へご満足いただけていない事、至らぬ対応で信頼を失った場面があったであろう事も噛みしめております。

ですがどうか引き続きこの宮町鍼灸整骨院を変わらずごひいきに、体の不調は何なりと頼っていただけますと幸いです。

転勤族の方々は凄いメンタルであると思わざるを得ません。

私は仙台を離れるわけではなく、晩翠通りの法務局より100メートルほど定禅寺通りに向かった東京エレクトロンホール宮城の裏手側にある系列の「やさしい整骨院」という場所に勤めます。

引き続き宮町鍼灸整骨院を頼っていただきたいですが、「やさしい整骨院」におりますので、機会があれば顔を見せていただけますと幸いです。

皆々様のますますのご健康とご多幸をお祈りいたします。

乱筆ご容赦ください。

宮町鍼灸整骨院 副院長 和田昌司

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