変形性膝関節症の原因となる因子について
今日はIFP(膝蓋下脂肪体)について深堀していきます。
膝の曲げ伸ばしを効率よく動かす役割があり、膝関節運動にはとても重要な組織です。膝蓋下脂肪体には膝を伸ばした状態で膝蓋靭帯と呼ばれる膝蓋骨の真下にある靭帯の両脇に触知することが出来ます。ところが、膝を曲げた状態では膝蓋下脂肪体は膝蓋骨の中に入り込む形となり、触知できなくなります。つまり、膝が伸びた状態で膝蓋骨下端部に圧痛があり、曲げた状態で圧痛が無い場合は膝蓋下脂肪体の炎症が疑われます。
そして、この膝蓋下脂肪体が炎症を起こした場合、当然痛みで膝の動きに制限がかかったり、膝周りの筋肉に変な力が入ってしまったりと悪循環に繋がり、放置するとやがて変形性膝関節症へと移行してしまうのです。
OAと診断される前に膝の違和感を覚えたら、一度ご来院してみてください。
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